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高額査定の落とし穴!

高額査定の落とし穴


 

高額査定時には“不動産一括査定サービス”といって、不動産の査定を一斉に複数社に依頼し、比較できる仕組みがあります。流れとしては、売主様がオンラインで一括査定のお申込みをし、一括査定サービス会社が複数社(仲介不動産会社)に査定依頼をかけます。



一括査定というととても便利で効率的に感じますが、一括査定で知れる価格は目安となる簡易的な査定価格であり、各不動産業者の査定方法や査定基準によって査定額に違いが生じることもあります。
また、意図的に高い査定をしている業者もいるので注意が必要です!!

では、なぜ高額査定業者に気を付けなければならないのか??
2つのポイントで詳しく解説していきます。

1. どの業者よりも査定額を高くして、専任媒介を取るため
所有不動産を「より高く売りたい!」という売主様の心理をついて、高額査定をして売主様に気に入ってもらい、専任媒介契約をとれるようにする業者がいます。
※大手不動産会社がよくやるので大手だから安心というわけではないのです。

2. 対象物件エリアの取り扱い経験が少ない
対象エリアの取引経験が少ない場合、情報が少ないので物件の概要や経過年数だけで査定額を出してしまう業者がいます。

◎悪徳業者と契約しないようにするには??
対策3つを知っておきましょう。

1. 複数社に査定依頼をする
2. 査定結果を比較して差が大きい時は、高額の根拠をしっかり聞く
3. 各業者で違う方法での査定の場合は、同じ方法で査定をしてもらう

※売却の場合の査定額というのは、あくまでも相場を意味しますので実際に売り出す売り出し価格とは違います。




ここで、一括査定のデメリットを5つご紹介します。

1. 営業電話が増えるから、しつこいと感じる
解説⇒査定を依頼した数だけ電話がかかってきます。
その為、電話対応に追われて嫌になる方が多いです。
嫌な場合は、電話ではなくメールにしてもらうようにしましょう。

2. 匿名で査定する事が基本的に不可能
解説⇒匿名査定は一括査定サービスでは基本的にできません。
正確な住所を知ることで、物件について事前に調べたり周辺環境等を正確に
知ることが出来るので、むしろ氏名・住所など必要な情報を必須としている
サイトを利用した方が良いです。

3. 一括査定サイトは査定のみで、売却まではしてくれない
解説⇒一括サイトでは、査定はしてくれますが売却まではしてくれないので、
査定額をもとに売却額を自分で決める必要があります。

4. 相場よりも高い査定額を出す業者との契約によって売却できなくなる可能性がある
解説⇒相場と比べて高すぎる査定額は落とし穴が潜んでいます。
相場よりも高いと不審に思われ、問合せや内覧に繋がりにくくなり、
値下げが必要となりマイナスな印象だけではなく、販売の長期化が発生します。

5. 査定額は市場動向により変動するため、売却時の適正価格とは異なる
解説⇒査定額は主に3つの手法で算出ることが出来ます。


① 取引事例比較法・・・土地や居住用マンションの査定時に使われます。
類似した物件の過去の取引事例を参考に価格を査定する
「市場性」に着目した手法です。

② 原価法・・・戸建の査定時に使われます。
建築費などのコストから導き出す手法で「費用性」に着目した手法です。

③ 収益還元法・・・収益物件の査定時に使われます。
不動産が生み出す収益から価格を査定する手法で「収益性」に着目した手法です。

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